理論編3:知らないでは済まされない、婚活をする3つの理由
今回は婚活というか、結婚する際の3つの理由について考えてみたいと思います。
-
「名誉」「安定」「転機」婚活をするための3つの理由
ターン制ストラテジーゲームの世界的ヒットシリーズであるCivilizationシリーズ。
この最新ナンバリングタイトルであるCivilizationⅤでは、文明の発展に伴って「自由」「秩序」「独裁政治」という「思想」を選択できるようになります。
これらはそれぞれ「自由主義」「社会主義」「全体主義」がモチーフになっているわけですが、婚活をする理由というのも同じように大きくわけて3つに分類できます。
すなわち、「名誉」「安定」「転機」です。
では「名誉」「安定」「転機」というのはそれぞれどういう意味なんでしょうか。
「名誉」とは、結婚することに社会的・経済的ステータスを求める事
「安定」とは、結婚することに社会的・経済的な安定を求める事
「転機」とは、結婚することに社会的・経済的なキャリアチェンジの機会を求める事
ごく簡単に言えば、
「名誉」とは、結婚相手のルックスや年齢、年収を重視
「安定」とは、結婚相手の職種や家柄、性格を重視
「転機」とは、結婚相手の住所や職種のレアさ、「結婚することによる自分の変化」を重視
という事になります。
-
重視する要素よって、相手や参加するサービスも変わる
もう少し具体的に見てみましょう。
例えば、『ナイナイのお見合い大作戦!』という婚活番組が不定的に放送されています。
要は、嫁不足に悩む地方自治体に婚活ツアーを行うというもの。この手の番組は昔から放送されていましたが、最近では結構な美人が参加していたりしています。
でも、なんでそんなものすごい田舎に行ってまで結婚するんだと思わないでしょうか。田舎に行くということは、職場や人間関係もすべて変えるという事になります。
そう考えると、彼女たちにとっては結婚とは、安定や名誉というよりも、自分の人生を変える転機なのだという事がよくわかります。
つまり「転機」です。
多くの人にとって婚活は「なんとなくはじめてみるか」とはじめるもので、それほど強い動機があるものではありません。婚活を始めていくうちに自分が何を重視するのかが見えてきます。
「子供がほしいから30歳以下の女性としか付き合いたくない『名誉』男性」
「自分は無職だから誰かに養ってほしい自称イクメン『安定』男性」
「自衛隊婚活や離島や過疎地の婚活に参加しまくる『転機』女性」
といった具合に、何を重視するかによって、相手に求める要素や参加するサービスも変わってくることがわかるでしょう。
-
「勘違い婚活おばさん」はなぜ妥協しないのか
ネット界隈で常に批判にさらされる存在として「勘違い婚活おばさん*1」がいます。
要するに「『夫の希望年収1,000万円もしくは公務員、イケメン、親の介護なし』だけど自分は40代ニート」みたいな婚活をしている人で、ネットなどではよくその勘違いぶりを叩かれることが多いのですが、彼女たちにとっては、婚活とはまず一番に「名誉」つまり、社会的・経済的ステータスを求めているものだという事になります。
ここでやっかいなのが、一度決めた自分の「主義」はそう簡単に変えることができないことです。
なぜなら、それまでにやってきたことすべてがムダになるから。
人間、誰しも30や40にもなって「いままで自分がやってきたことはすべてムダだったから明日から別の生き方をしよう」と言われて、生き方を変えられるほど器用ではありません。
勘違い婚活おばさんにとっては、若いときに自分が決めた「名誉」という自分の主義をそう簡単に捨てられないのです。
ちょうど、ソビエト連邦がどれだけ時代遅れになろうが社会主義という自分たちの主義を捨てられなかったように・・・。
だからこそ、彼女たちはネット上でどれだけバカにされようと今日も女子会で嘆くのです。
「どっかに年収1,000万円もしくは公務員、イケメン、親の介護なしの男いないかしら」
と。
Take 2 Interactive シヴィライゼーション V コンプリートエディション日本語版
- 出版社/メーカー: Take 2 Interactive
- 発売日: 2014/05/30
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
Sid Meier's Civilization(R) V (日本語版) [ダウンロード]
- 出版社/メーカー: 2K Games
- 発売日: 2010/09/24
- メディア: Software Download
- 購入: 19人 クリック: 1,330回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
*1:「勘違い婚活おばさん」は頻繁に取り上げられるものの「勘違い婚活おじさん」が取り上げられる事が少ないことについてはまた別の機会に改めたいと思います